デリバレイティブ・ポール®とは?
情報と熟考にもとづいた意見
ある問題の様々な事実を知り、相対する立場にある専門家たちの話を聞いて質問し、顔を合わせて討論する。そんな機会を与えられたら、私たち国民はどんな意見を持つようになるでしょうか。デリバレイティブ・ポールは、十分な情報と熟考にもとづいた国民の意見を調べ、代表者たちに知ってもらうために、ジェームス・フィッシュキン教授
とそのグループが考案した新しい世論調査です。
難しい話ではありません。国レベルのデリバレイティブ・ポールは、次のような手順で行われます。
- 全国から300人以上の国民を無作為に抽出(ランダムサンプリング)し、一般国民のサンプル代表者とする。
- サンプル代表者たちは、議題に関する資料を受け取り、デリバレイティブ・ポールが開催されるまでに資料を読んで、よく考える。
- 開催当日、サンプル代表者たちがデリバレイティブ・ポールの会場に集まる。開催期間は2~3日。この間、サンプル代表者たちは、小グループと総会の2種類の場で議題について話し合う。総会では、専門家の話を聞き、質問する時間が用意されている。
- 全工程の終了時に、サンプル代表者たちが無記名でそれぞれの意見を投票する。
(詳しい手順は、デリバレイティブ・ポールの手順をご覧ください。)
新しい事実を知ったり、人の体験談を直接聞いたりした後で、考えを改めたという経験は誰にでもあると思います。世界中で行われているデリバレイティブ・ポールの例を見ても、サンプル代表者の意見は、しばしばこの最後の投票時に劇的に変化しています。最後の無記名投票の結果には、国民が議題について学び、真剣に考えた末に辿り着く意見が表れると言ってよいでしょう。
デリバレイティブ・ポールは、すでに世界の様々な国で行われており、その効果は実証済みです(「世界ですでに実証済み」を参照)。詳しいプロセスと歴史については、フィッシュキン教授の「Deliberative Polling® - より充実した情報に基づいた民主主義を目指して」をご覧ください。